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都内の迷路駅にご用心

東京の駅は分かりにくい

ずっと東京に住んでいる人でも、時に道を間違えて目的地に着くのに時間がかかることがあるのが、東京の迷路駅です。
駅だけでなく乗り換えなどもややこしく、迷うことが多いのです。
その上、移転や地下化に工事など、せっかく覚えたのにリニューアルされてしまい、また分からなくなって迷うこともあります。

特に注意が必要な駅

有名なところでは池袋駅などは、東口に西武池袋線や西武百貨店があり、西口に東武東上線や東武百貨店があるため、一瞬戸惑います。
銀座線の渋谷駅も、地下鉄の駅なのにビルの3階にあるなど、知らないと迷ってしまう駅の1つです。

また、路線図だけ見ていると乗り換え駅になっているのに、実際にその駅で乗り換えようとすると、かなり歩くことになってしまったり、他の駅から乗り換えした方が近かったりとうこともあります。
たとえば、千代田線と丸ノ内線の乗り換えを霞が関でしようとしたら、実は国会議事堂前で乗り換えする方が近いということがあります。
国会議事堂前と溜池山王、永田町と赤坂見附は乗り換えできるということになっていますが、かなり歩く必要があるため避けた方が良いです。

しかも、溜池山王はホームから出口までの間に上下移動が多いため、乗り換えはもちろん、そこで降りた場合でも時間に余裕を持たせておかないと、予想外に時間を取られて遅刻してしまうことがあります。
赤坂見附も要注意です。
というのも、赤坂見附は同じホームの左右に銀座線と丸ノ内線が通っているため、きちんと確認してから乗らないと乗り間違いが起こりやすいのです。
特に、急いでいる時は注意しないと、慣れていても間違えることがあります。

オフィス街では大手町の駅も気をつけたほうが良いです。
大手町には5つの路線がありますが、いずれも乗り換えが分かりにくく、時間もかかるのです。
そのため、半蔵門線と東西線の乗り換えは九段下でするなど、可能ならば他の駅で乗り換えするようにした方が、結果的に早く着く場合もあります。

この他、JRと都営大江戸線の乗り換えが遠すぎるとよく言われるのが、両国駅です。
大井町駅では、りんかい線のホームがややこしいため、これも要注意です。
ホームが深いこともあり、上りと下りでホームの階層が違い、慌てていると乗り間違いしやすいのです。
また、東急とJRの蒲田駅は同じ駅ビルで繋がっているのですが、京急蒲田駅は全く別の建物なため、移動だけでも15分程度かかります。
ですから、JRや東急から京急に乗り換える場合は、品川駅から乗り換えるのがオススメです。

このように、乗り換えだけでなく乗る時にも注意が必要な駅も多く、使ったことのない駅を利用する場合は特に、事前にある程度調べておくか大幅に時間の余裕を持って行動するようにした方が良いでしょう。