都内の引っ越しで挨拶は必要か?
以前は引越し先での挨拶は必ず行うものとされていましたが、最近はあまり行われなくなってきています。
特に都市圏ではその傾向が強く、都内の一人暮らしであれば挨拶をする人はほとんどいなくなっています。
一軒家に引っ越したり、マンションでも家族で引っ越したりという場合には、都内でも挨拶をする人がまだ多いです。
それは、近隣の人に子供がお世話になったり、地域のイベントなどでお世話になったりということがあるからです。
また、町内会などでどうしても顔を出さなくてはいけなくなることもあり、引っ越してから挨拶もしていないのでは、その時に気まずくなってしまいます。
もちろん、都内の一人暮らしでも挨拶してはいけないというわけではありません。
挨拶されて嫌な気持ちになる人も、そうそういません。
挨拶しておいた方が、隣人も隣に人が住んでいるという意識が出来るため、騒音などで迷惑にならないようにと気を遣ってくれる可能性もあります。
何かあった時、手助けしてくれるかもしれません。
ただ、女性の一人暮らしであれば、女性が一人で住んでいると知られたくない場合もありますので、一概には言えません。
無理にしなくても構いませんが、出来るならした方が良いもの、というくらいの認識で大丈夫でしょう。
挨拶が必要な場合
一人暮らしであっても挨拶をした方が良い、という場合もあります。
それは、大家さんや管理人さんがそのマンションやアパートに住んでいる場合です。
この場合、引っ越し作業を始める前と、作業が終わった後の2回挨拶するのが礼儀です。
もちろん、引っ越しの日時は事前に連絡しておいた方が良いです。
そうすることで、それに合わせた準備をしてくれることもあります。
引っ越し挨拶のマナー
もし引っ越しの挨拶をするとなった場合、どこまで挨拶をするのがマナーなのでしょうか。
不動産屋さんや管理会社に事前に聞いておくと、地域差があっても対応しやすいので安心です。
基本的にマンションやアパートでは、両隣と上・下の4世帯に挨拶しておけば十分です。
一軒家であれば、自分の家の両隣と向かいの家とその両隣の計5軒、もし裏にも家があるのであれば計8軒に挨拶するのが基本的なマナーとなっています。
挨拶を行う時は、家族であれば家族全員で、引っ越し当日か遅くても引っ越しから3日以内には行うようにします。
挨拶に持っていく品物は、高価な物ではなく1000円以内の物にします。
誰でも使える物、食べられる物にし、食べ物の場合はできるだけ日持ちする物にした方が良いです。
大家さんへの挨拶の場合は、少し高めの物でも構いません。
引っ越しからできるだけ早く挨拶をすませる方が良いので、引越前に用意しておくと慌てずにすみます。