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下高井戸

世田谷線の終点、下高井戸駅

下高井戸駅は世田谷線の終点で、京王線と接続しています。
東急線の最北端の駅でもあり、駅構内には世田谷線と京王線のホームが並んでいるのが特徴です。
駅の近くには、日本大学文理学部、日本大学桜丘高校、都立松原高校といった学校があり、学生街でもあります。

また駅前にある日本大学文理学部や松原高校から、甲州街道を結ぶ通りを中心として商店街も発達しています。
この商店街にはアーケードが完備されています。
駅前市場もあり、その雰囲気を楽しむことも出来ます。
市場だけあって、新鮮な魚、野菜が安く手に入り、最近では珍しい味噌屋などの専門店もあります。
三軒茶屋のアーケード街と雰囲気が似ているという人もいます。
非常に活気がある商店街で、以前この付近に出来た鮮魚スーパーを撤退に追い込んだこともあるほどです。
世田谷線の沿線でも最も活気と勢いのある商店街とも言われています。

なお、下高井戸駅は世田谷区にあるのですが、下高井戸は杉並区の地名なので、下高井戸駅の住所は下高井戸ではなく世田谷区赤堤となっています。
とは言っても、この辺りでの杉並区と世田谷区の違いはそんなにはっきりしていません。

周辺のみどころ

他の商業施設としては、書店や映画館、西友などもあります。
杉並区役所は東京メトロ丸ノ内線の南阿佐ヶ谷のすぐ近くなので、下高井戸駅からは少し距離があることになります。

観光名所もいくつかあり、せたがや天神とも呼ばれている菅原神社もその1つです。
こちらは菅原道真を祀っており、1665年に寺子屋を開いていた石井兵助直慶が建てた神社がもとになっています。
それ以来、菅原道真が学問の神様として知られていることから、学問のご利益があるとされています。
合格祈願など、学問のことで参拝に来る人が多く、特に受験生が多くなっています。
下高井戸駅から明大前方向に向かうと着きますが、普通に暮らしていると見かけないという人もいるため、事前に道を調べておいた方が安心かもしれません。

この他、下高井戸駅から甲州街道を渡ると玉川上水があります。
多摩川から都心まで取水するために1654年に完成した人口の水路が玉川上水で、羽村から四谷までの約50km続いており、江戸に住む人達の大事な水源として活用されていました。
昭和61年に東京都の清流復活事業により再び水が流されるまで、一時期水の流れが途絶えたことがありました。
都内でも一部の地域でその水の流れを見ることが可能です。
歴史的な価値が評価されたことから、平成11年に歴史環境保全地区として指定を受けました。
この玉川上水緑道の下高井戸近辺には、下高井戸橋の欄干が今も残されています。