東京の中心地、新宿
新宿は東京都庁があることからも分かるように、東京の中心としても有名な街です。
行政の中心としてだけでなく、文化の中心とも言われます。
JR新宿駅は、日本一の乗降客数を誇ることでも知られ、その数は1日平均約350万人とも言われています。
駅の規模だけ見ても地方駅とは比べ物にならないので、地方からの人は新宿駅を見るだけでも楽しめるかもしれません。
東口には、有名な歌舞伎町、ゴールデン街などの繁華街、そしてデパートや大型店舗などのショッピングエリアが充実しています。
西口には、東京都庁をはじめとして、高層のオフィスビルやホテルが建ち並んでいるビジネスエリアがあり、そこにはパブリックアートが点在しています。
南口はビルの谷間にテラスが広がり、散歩にぴったりです。
また、都会の真ん中ではありますが、新宿御苑もあり一息つくのに最適です。
新宿のみどころ
新宿で一番のみどころは、やはり東京都庁でしょう。
45階、地上20メートルの高さに展望室があり、そこから東京の街並みを見渡せます。
展望台の東側からは東京タワーやスカイツリーが見え、西側からは富士山が見えます。
無料で見られるのが嬉しい点で、昼も夜も素晴らしい景色なので1日に2回行っても楽しめます。
夜の11時という遅い時間まで開いているので、ゆっくり見ることが出来ます。
日本でも数少ない服飾専門の博物館、文化学園美術館も新宿にあります。
文化学園は、長く日本のファッション分野での教育を担ってきた学校で、この施設はその中にあります。
所蔵品を中心に年4回ほど企画展を開いています。
企画展ではこれまで、雛人形と雛道具、ヨーロッパのドレスの流行、日本伝統の染色技術、世界のビーズとそれを使用したドレスや衣装などについての展示がありました。
普段はなかなか見ることのできない、美しい工芸品や貴重な衣服を間近で見られるので、服飾に興味がある人にはオススメのスポットです。
大都会のオアシス、新宿御苑も当然新宿にあります。
ただ、あまりに敷地が広いので新宿区だけでなく、渋谷区にもまたがっています。
ここは異なる3つの庭園を楽しむことができるのが特徴です。
その3つとはフランス式整形庭園、イギリス風景式庭園、日本庭園です。
休日には多くの人々が訪れ、その大自然の中でリラックスした時間を過ごしています。
絵画にそれほど興味がなかったり、詳しくなかったりする人でも、一度は何かで聞いたり見たりしたことがあるであろう、ゴッホのひまわりが常設展示されていることで有名な、東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館も新宿にあります。
損保ジャパン本社の42階にあり、そこからの景色を眺めるだけでも価値があり、更にそこに多くの美術品が展示されているため、一度は立ち寄りたい場所の1つです。
この他、伊勢丹やブランドショップ、ヨドバシカメラやビックロなどがあり、ショッピングエリアとしても興味深い街です。